日本国際工科専門学校

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コロナ禍での就職状況

近年の就職情勢は?(2021年度版)

近年の就職、特にIT分野での就職情勢について説明します。

企業説明会風景

変化1: 選考形式が変化

コロナ禍により、オンラインでの採用活動が急激に広がりました。本校の在校生も、オンラインでの説明会や面接を受ける機会が増えています。

しかし、オンラインのみであると、会社やそのメンバーの雰囲気が分かりづらくなります。企業選びでは、職種や要求スキルだけでなく、「社風に合うかどうか」も重要なポイントです。本校の場合、確かにオンラインも増えていますが、これまで採用実績が豊富な企業とは対面での説明・採用を実施していただけています。多くの卒業生からの情報もあり、社風もしっかり判断できています。しかしオンラインだけの採用では、その面でのミスマッチも少なくないようです。

変化2: 企業が求める人物像が変化

企業側の求めるものが、「量(人数)から質」へと変化しました。特にIT分野では、AIを活用した自動化技術が進んだことや、システム開発が少数精鋭型に移行してきていることから、採用者を厳選する傾向が強くなっています。IT分野の知識・スキルはもちろん、コミュニケーション能力の高さもより一層求められるようになっています。

就職にあたって求められるコミュニケーション能力とは何でしょうか。

まず第1には、「相手の話を聞く力」です。特にITの仕事は、専門家として顧客の要望を正しく理解することが重要になります。プレゼンテーションのような「伝える」ことよりも「聞き出す」ことの方が重要かもしれません。

そして第2には、「分からないことを質問すること」です。そのためには「自分が分からないということを認める恥ずかしさを乗り越える」ことと、「何が分からないのかを整理して相手に伝える」ことが必要です。つまり「素直な性格・人格」と「ロジカルシンキング」の両方が必要なのです。

ですから、「コミュニケーション能力重視」という言葉には、かなり深い意味が含まれています。