日本国際工科専門学校

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2025年度後期の授業から(ITアーキテクチャ)

2025.12.06

2年課程エンジニア専攻・マーケティング専攻の2年生を対象に、後期よりシステム開発の最重要フェーズ「要件定義」の授業を開講しています。これは、家を建てる際の『設計図』にあたる工程であり、『何を作るか』を決めることで、プロジェクト全体の成功を左右します。

「システム開発の成否を決めるのは「考える力」です!」

近年、生成AIの進化により、コーディングや設計の自動化が進んでいます。しかし、AIがどれほど優れた答えを出しても、その答えが本当に目的を達成するかを判断するのは、今後も人が極めて重要な役割を担います。今、多くの企業がエンジニアに求めるのは、「優れたコードを書く人」よりも、「事業の課題を解決できる人」です。そのためAI時代に求められるのは、「課題設定力」や「目的を見極める力」、そして新たな発想を生み出す「創造力」です。この授業では、その基礎力を鍛えます。


また授業を通じて、これまでは「どう作るか(技術力)」に傾きがちだったマインドに、「何のために作るのか(目的達成)」の視点をプラスします。単なる座学ではなく、実際の企業で起こり得る課題をテーマにしたグループによるワークショップで、チームで解決策を考え、要件定義書を作成します。今回の授業は学生が身近に感じられる学校の出席簿に関わる業務改善をテーマに、企業で行われているプロジェクトの上流工程に参加しているような体験を通じて、「Why(なぜ)」「Who(誰が)」「How(どのように)」を深く考え抜きます。

さらに、プロジェクト管理の基礎や進捗報告も学び、論理的思考力・問題解決力・創造力・協働力を身につけます。授業を終える頃には、「ただ作る」から「目的を達成する」へ、学生の「ものづくりの考え方」が変わり、企業で働くエンジニアと同じプロセスで考え、提案できることに近づけます。そして、実践に限りなく近い上流工程の流れで、思考・管理・ドキュメント作成を経験できる授業構成になっています。

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